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社員紹介#04

予定調和なんてない。
だからこの仕事は、面白い。

空調事業本部
H.K / 2014年入社

どんな有名建築よりも誇らしい、
初めての施工案件。

代々木のシンボルとも言える体育館や、国際大会の関連施設、街の文化センター。これまで、多種多様な施設に製品を納入してきました。営業としての仕事も、提案だけして、工事以降は別会社に引き継ぐこともあれば、自分が責任者となって施工まで請け負うこともあり、範囲がとても広い。その中で私がやりがいを感じるのは、施工まで携われる仕事です。工程表と睨めっこしながら、ああでもない、こうでもないと、搬入計画を頭の中で組み立てていく。自分のイメージ通りに工事が進み、製品が目の前で組み上がっていくのを見るのは、面白いですよ。特に覚えているのは、初めて施工まで担当した現場です。それは、伊豆にある旅館の設備更新でした。納入するのは、吸収式冷温水発生器という空調設備。私はまず、現場に向かい、今はどのような設備が使われているのか、新しいものをどこに設置すれば良いのかを調査しました。その結果をもとに、製品の仕様を製造部門と打ち合わせしながらカスタマイズする。ここまでは先輩に同行したときに何度も経験してきた流れです。しかし、この案件は、その後が少し通常と異なるケースでした。

勝負は、準備段階で決まる。

「旅館の営業は止めたくないんです」。ある日、お客様から要望がありました。通常の設備更新であれば、1ヶ月ほど営業を停止して、工事に集中します。しかし、時期は夏の掻き入れどき。1ヶ月も営業を止めてしまうと、旅館にとって大きな損失になります。私も、なんとかしてお客様の期待に応えたいという思いがありました。営業を続けるとなると、工事できるのは、宿泊者のいないチェックアウトから次のチェックインまでのわずか5時間。しかも、工期は変わらず1ヶ月。そんなときこそ、事前準備が何よりも大切です。現場監督と入念に打ち合わせをして、予算とのバランスを見て最大限の職人を確保し、工事の流れをシミュレーションしながら、何度も搬入計画や工程表を作り直しました。完成した工程表を携えて、工事はスタート。事前にしっかりと計画を立てたこと、現場の方たちと密にやりとりできたことが功を奏し、なんと予定を前倒しして設備を納入することができました。あとは試運転をすれば、納品完了です。

トラブルの先に、
大きな喜びがある。

試運転のために電源を入れた瞬間、大きな音を立てて設備が緊急停止。そのまま、うんともすんとも言わなくなってしまいました。背中に、嫌な汗が流れるのを感じます。元々あった機械を制御する装置との相性が悪く、想定以上の負荷がかかって部品が壊れてしまったのです。前倒しで進めているとはいえ、納品予定日まで時間がない。その場で部品を修理するか、それとも新しい部品を発注し直すか。責任者として判断を下すのは自分です。どちらが最善か、頭の中でシミュレーションしていく。不安そうなお客様の視線を感じながら、結論を出しました。「部品を作り直しましょう」。すぐに製造部門と連絡を取り、新しい部品を発注。並行して工程表も修正し、現場監督に指示を出しました。2日後、替えの部品が届き、無事に稼働させることができました。後日、その旅館に宿泊し、納入した設備が問題なく動いているのを見たときの感動は、今でも覚えています。現場にトラブルはつきもの。計画通りに進むことなんて、まずありません。でも、だからこそ、やり遂げたときの嬉しさは格別。それがあるから、大変なことも乗り越えられるのです。

1日の流れ

この仕事は、情報共有が鍵。社内外、さまざまな人と
打ち合わせをしながら案件を進めていきます。

8:00

出社

1日の行動スケジュールを確認。
前日に確認できていなかったメールをチェック。

9:00

部署内ミーティング

各担当者から案件の進捗報告や課題を共有。
他部署とも協業してプロジェクトを進めているので、
担当者同士の情報交換も実施します。

12:00

昼食

部署全員でランチに行き、気持ちをリフレッシュ。

13:00

打ち合わせ

設備業者と納入する製品の仕様を打ち合わせ。搬入スケジュールも確認します。
さらに、社内のサービス部と連携して搬入・試運転までの工程を調整。
事前の準備が何よりも大切です。

16:00

開発部門との打ち合わせ

お客様からの製品要望を開発部門にフィードバック。
一つひとつ仕様が違うので、開発部門との入念な打ち合わせが不可欠です。

18:00

社内業務

メールチェックや課題の整理。

19:00

退社

メリハリをつけて、早く終われるときは19時より前に退社しています。