社員紹介#01
少数精鋭の長崎時代。
きっと、誰よりも
たくさんのことを学べた。
コールドチェーン事業本部
T.S / 2017年入社
先輩の背中を追って。
「ま、いろいろあるよな」。そう言って、先輩がポンと私の肩を叩く。自分の不甲斐なさに、涙が出そうになりました。入社3年目私は、長崎営業所にいました。少数精鋭と言われるパナソニック産機システムズの中でも、長崎営業所は最少人数で、私とベテランの先輩の二人だけ。私は別の支店で経験を積んできた自信がありましたし、先輩に迷惑を掛けまいと、何でも一人でやり遂げようと躍起になっていました。それが、最悪の結果を招くことになるとは知らず。現場は、佐賀県の飲食店。営業所から遠いこともあり、お客様や施工会社との打ち合わせは電話で済ませ、工事の立ち合いだけする手筈になっていました。工事前日に佐賀県に向かい、現場を見て、がく然とします。連携ミスで、指示していた準備がまったくなされていなかったのです。すぐにお客様や施工会社と打ち合わせをするも、話は一向に進みません。「私ではどうしようもできません。助けてください」と、先輩に助けを求めました。先輩は休日だったにも関わらず、すぐに現場に駆けつけてくれて、丸く収めてくれました。颯爽とやってきて、そつなく事態を収束させる先輩の姿を見て、「この人について行こう」と、私は決めました。
現場でしか、
気付けないことがある。
それから私は、できるだけ先輩と一緒に行動するようにしました。当時、先輩は50代。親子ほども歳が離れており、さらに先輩は多くを語らない職人気質な人でした。それでも私は、たくさんのことを学びました。無理な提案はしない、できるだけたくさん相手の話を聞く、お客様を最優先に物事を考える。その中でも特に大事にしていたのが、現場主義。長崎営業所は販売代理店が間に入る仕事が多く、納入先に行ったり、オーナー様と話す機会はありません。しかし、先輩は必ず現場に足を運び、直接オーナー様のご要望をお聞きする。そうやって常に現場を知ることから、仕事をはじめていたのです。そして、先輩から学んだことを、自分の仕事で実践していきました。あるとき、飲食店に厨房機器を納入する案件がありました。私は先輩に倣って現場にうかがい、オーナー様と話をしました。すると、テイクアウトにも力を入れているという話を聞きました。そこで私は、お店の雰囲気に合わせたテイクアウト用のショーケースを提案。追加受注につなげることができたのです。オーナー様と会わなければ、絶対に出てこなかったアイデア。現場の大切さを実感できた仕事でした。
次は自分が、
背中で語る人になる。
長崎での3年間は、とても濃い時間でした。東京への異動が決まったとき、いろいろなお客様が送別会を開いてくれました。「正直、最初は頼りなかったけど、立派になったよな」とみなさんに言ってもらえたのも、現場でたくさんのことを学ばせてもらったおかげです。現在、私は東京本社で大手飲食チェーンの本部営業を担当し、全国の店舗に展開する厨房機器の選定や、新店のための新しい機器の開発をしています。仕事上、現場に行くことはできませんが、だからこそ、これまでの経験が活きています。設計事務所などとやりとりするときに、図面を見ればどんな空間が出来上がるのかイメージできるのは、長崎時代に毎日のように現場に出ていたからこそ。先輩から学んだことを、今も発揮できています。気付けば、私も中堅社員と呼ばれる年次になり、教える立場になりました。目標としているのは、やっぱり長崎で憧れた先輩。後輩のトラブルに颯爽と現れ、さっと解決する。背中で多くを語れる人になる。その域に達するのは、まだまだ先ですけどね。いつの時代も、そういう先輩って、かっこいいと思うんです。
1日の流れ
8:00
通勤
9:00
出社
メールチェック、案件状況の進捗確認などを行います。
10:00
取引先との定例ミーティング(オンライン)
取引先との定期的なオンラインミーティングを開催しており、生産状況の確認、
相談事の進捗確認、報告などを行いコミュニケーションを図っています。
11:00
社内ミーティング
現場で何か問題が発生した場合は、打ち合わせを実施して他部署と連携します。
問題発生の原因追及と再発防止、お客様への対応などを議論し、次の行動を決めていきます。
12:00
昼食
13:00
取引先との商談(対面)
議題案件の進捗状況や新規提案などを行います。場合によっては上司や
他部署の方にも協力してもらい、チームで仕事を進めていきます。
16:00
帰社・社内業務
案件の進捗状況の確認、現場の工程調整などを行います。
18:00
事務処理など
今日の打ち合わせの議事録を作成し、メンバーに共有。
また、取引先との定例ミーティングに向けた資料もこの時間で作成します。
19:00
退社
帰宅後は2歳の娘を眺めながら晩酌タイム。
お客様はチェーン店の本部のご担当者が中心。
先方の本社に伺うことが多いです。